もちろん任意売却にはデメリットもあるため知っておこう

任意売却は、競売と比べて金銭的にも環境的にもメリットが多いことは確かです。

ですが全くデメリットがないわけではありません。

任意売却のデメリットについて説明します。

○債権者全ての同意が必要

任意売却において、複数の債権者がいる場合は全員の同意が必要です。

複数の債権者がいる場合、担保権の順位によっては売却による配当金を受け取ることができない債権者がいる可能性があります。

その債権者にとってはメリットがないため、同意しないというリスクはあるでしょう。

○連帯保証人の同意も必要

夫婦で住宅ローンを組んでいる場合のよくあるケースですが、離婚などで任意売却しようとしても共同債務者である配偶者が首を縦に振らないと手続きができません。

○任意売却が認められないこともある

当然ですが、すべての人が任意売却を行うことができるわけではありません。

大抵の場合は、金融機関が任意売却に応じてくれますが認められない事例もあります。

いちばん多いケースは住宅ローンを組んでから短い期間で債務の返済が出来なかった場合です。

住宅ローンは約35年という長い期間返済をするものになるため、しかるべき審査を経て契約を結びます。

それが数ヶ月で滞納という形になると金融機関の信用も落としかねません。

離婚など、やむを得ない場合も詐欺を疑われ、厳しく理由は追及されるでしょう。

また、任意売却は期日が決まっています。

債権者全員の同意が得られず、競売の落札者が決定される期日の前日までに成立しない場合は競売になってしまいます。

そういった面も注意しましょう。